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弁護士・中坊公平氏の講演

部屋の中から窓を見ると窓は一つの点えあるが、窓に近ずくと空(現場)が見えてくる。
70歳に達して思うことは、父と母が私を子供として認めた事だと思う。1960年に司法試験に合格して、1962年に弁護士となった。弁護士になった時は、お客も無くて大変だったが、今思うに「良い仕事は、適当な利益と品質の向上が大切」と考えている。
弁護士・中坊公平としては
1. 現場主義者であること
現場の中に物事の本質が見える(現場に神宿る)六官(考える)を使って現場を体験しないと、人は説得できない。現場体験からの迫力と連想が必要になる。物事の先は読めないし、時は人を待たないから、現場を制するものが」全てを制することになる。
2. 株式会社・整理回収機構の社長
1995年6月に社長に就任。司法の理念を実現するため、法律家として責任をとる為に働いた。 回収の手法は「公正と透明」に徹した。●闇の勢力とは手を結ばない ●血も涙もない回収はしない ●けじめをつける ●透明は「情報公開の義務」
   (憲法82条)である?国民に負担を掛けたくないと言うことで会社経営にあたった。
3. 会場の皆さんに
弱者でも生きられる社会、弱者だから他人の痛みがわかる社会、エゴの充満した日本から脱出して「タテ」の「公」より「ヨコ」の「公」を重視して、国民主権の実質化に努力してもらいたい。中坊公平弁護士の締めくくりの言葉は「一燈照隅」「万燈照国」
(2000・11・19・国際ロータリー2760地区大会)

 |Posted 2006.8.5|