教 育 雑 感 (某 ・ 日 刊 新 聞 の 「 散 歩 道 」 か ら )
日本は国の原点をもっと教える教科書があるべきだと思う。日本の歴史も正しく教えなければならない。それは最低限のことであるが、日本の海外青年協力隊のメンバーなどは、開発途上国の国旗掲揚があった時に、座っていたと言うことで、張り倒されてしまった。その時初めて、彼らは国の”尊厳”というものを知り、自分の国の尊厳も知ったというのである。
日本の教科書に自衛隊や警察の役割が載っていない。消防の役割はあっても警察の役割はない。ただ災害が合ったときの場合のみ、警察の役割が載っている。自分たちも治安を守るために協力することを教えねばならない。防衛にしても「武装中立」の国はあるが「非武装中立」の国はないことをもっと教えるべきである。
老人をいたわり、親を大切にすることを教えるべきである。税の問題にしても、教育の中で正しく教えていない。日本の場合、大企業はほとんど株式会社であり、サラリーマン財閥である。社長であったとしても、一時を任せられているだけで、従業員のひとりである。そういう現実を正しく教えなければならない。
宗教教育も必要になってくると思う。神仏を忘れた人間存在というものは、いかに空しいかということを知るときがくると思う。今の教育では神が芸術の一つとして、仏像のような評価しかしていない。人間の尊厳に基ずくものである。”感謝するとか””畏敬する”とかは人間に必要なことである。
親は子供と一緒にノートを見たりして学ぶことがあっていいと思う。しかし、親は学校や塾に任せっきりである、もっと気持ちのふれあいを持つべきである。子供と一緒に驚き、喜ぶ。そういう教育が必要ではなかろうか。
(愛知県議会議員 筒井タカヤ)
|Posted 2006.8.5|