世界経済は明るさが消えつつある?(法則)
その要素の一つがイギリスのEU離脱問題です。国民投票でEU離脱を決めた以降を眺めていると、「どうした?イギリス」と言いたくなります。イギリスといえば、産業革命発祥の地で、七つの海を支配すると言われた大英帝国を築き、議会制民主主義の本家、明治以降の日本にとっても先生と言える国の一つです。
その後、世界の覇権がアメリカに移ったとはいえ、アメリカ第一位の同盟国であり、金融やインテリジェンスの世界では未だに他の追随を許さないほどの国です。それが、今や混乱状態に陥っています。文明研究家・村山節(むらやま・みさお:1911年~2002年)氏は、東西の文明は800年周期で入れ替わる(勃興~成熟~崩壊~衰退~次の勃興に800年)という文明法則学を唱えられました。
同法則史によると、西洋文明が崩壊し、東洋文明の勃興と交差するのが西暦2000年頃です。ずいぶん前に同紙を読んだ時、「まさか」と思いましたが、今のイギリスの混乱は同法則に従っているのでしょうか。そうだと仮定すると、今の混乱は崩壊の始まりかも知れません。(ソノックジャパン2019.03)
|Posted 2019.3.5|