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2009年 世界大恐慌になるか?何が大恐慌を止めるか?

2008年12月以降のアメリカ経済後退の深刻化は避けることができず、戦後最悪の不況となる可能性がますます現実味を帯びてきた。アメリカにおける08年11月の雇用者数は、32万5000人を見込んでいた市場予測平均よりも大幅に悪化。失業率は1993年10月以来(6.8%)、約15年ぶりの高水準まで上昇した。
雇用者数の内訳は民間部門で54万人減、政府部門では7000人増、製造業、建設業など主要業種で軒並み不振となっている。このような34年ぶりの大幅雇用減を受けて、オバマ次期大統領は声明を発表し、「雇用増と経済再生への金融策を打ち出す時である」と述べた。はたして何によってアメリカ経済を浮上させると言うのであろうか。いずれにしろ2009年度は誰の目にも大混乱が鮮明となり、世界恐慌再来が見えてくる。
中国の地方政府が景気対策を競い合っている。金融危機の影響で経済が減速していく中、地方政府による投資計画の合計が30兆元(約400兆円)に迫る勢いである。2007年の中国総生産(GDP・約25兆元)を上回っている。大恐慌の波が世界に襲いかかる時、はたして世界で何が起きることになるか。
さて、多くのマスコミが「世界大恐慌」という言葉を使うことができない。それを使えば人々にパニックを越さしめるからである。それゆえにアメリカからスタートした金融恐慌という言葉が今もそのまま使用されている。
かって、1929年10月24日、アメリカ・ニューヨークで株価の大暴落が起きた。しかし、人々は数ヶ月、数年経って始めて世界大恐慌に気ずいたのである。当時のアメリカの失業者は全労働者の4分の1(25%)、1933年にルーズベルトが大統領に就任。彼は、ニューデール政策を実行に移し、アメリカを社会主義化のごとき政策を打ち出していったが、世界大恐慌に終止符を打つことができなかった・世界大恐慌に終止符を打ったのは何か。実は第二次世界大戦であった。
2008年9月15日、アメリカでリーマン・ブラザーズが65兆円の債務を抱えて崩壊した。多くの投資銀行や企業が倒産した。すべてのスタートがサブプラムローン問題であった。これは、リーマン・ブラザーズが倒産する1年前の、2007年8月21日にバブルを崩壊させていた。誰もその崩壊を 止めることができなかった。そして1年経って後に、リーマン・ブラザーズが崩壊したわけである。
世界人口はすでに68億人を突破した。 すなわち人々がある程度快適な生活をしてストレスをできるだけ抑えることのできる人口は35億人というと言われているのである。すでに世界人口は35億人の倍になっている。
最後に、広島に落とされた原爆は、朝の出勤時間、8時15分、ウランによってつ造られていた。 長崎の原爆は、昼の少しまえ、11時02分で、プルトニウムによって造られていた。
アメリカの歴史をたどると、戦後64年の間に常に定期的に戦争を繰り返している。朝鮮戦争、ベトナム戦争、今日に至ってはイラク戦争・・・・・その他、大小の戦争が常に繰り返されてきた。それは軍産複合体の願いであり、それがなければ経営することが出来ない・・・・・。まもなくアメリカとロシアの戦争が起きうる可能性があるし、アメリカ、あるいはイスラエルによるイランに対する攻撃も起きうるのである。
          引用文献・株式会社リバティ情報研究所

 |Posted 2009.1.1|